チェイス! Dhoom: 3


バイク狂騒曲!とばかりにブイブイ言わせてシカゴの街を走り回るアーミル・カーン。サーカスらしくあっと驚くアクロバティックな運転とバイクの超変形やトリックの謎、最後まで飽きずにみた。

はじめはアーミルの筋肉、こんなムキムキにする必要あるの?って思って観てたけど、それがちゃんと証明されていくのが私的に一番面白かったポイントかもしれない(笑)
正面から見ると二の腕がムッキムキー、横からはオッパイの張りが半端ない。キャプアメのクリエヴァと同じくらいのカップがあったよw

完璧なトリックで警察を欺く、というのではなく、わざと危険な状況を作りだし、ハラハラさせつつ間一髪のところで逃げまわるのが見どころ。サーカスの綱渡りのように、ピエロが高い場所に上って”スポットライトを浴びてから”しか見せない。本来魅せるべきシーンが少ないのが面白い(笑)

たぶん、収めようと思えば簡単に2時間に収まるようなストーリーなんだけど、それでも三時間弱楽しんでみていたんだから不思議。それがインド映画の魅力なんだろう。

途中に出てきたヴィクトリア・ウィリアムズの扱いが酷かったり、ヒロインが展開の本軸に何にも絡んでこなかったり、なんだか可笑しなところがたくさんある。でもまぁ、あのラストは好きだよ。だって、情熱を燃やしていて、ちょっとイカれてる子を探していたんだよね。ピッタリだよ(笑)

子役の子がかわいかった。芸達者だったから、元はスポーツやってる子を選んだんだろう。予告にもあった叫ぶ場面だとかおじいちゃんを見つめるシーンのなんて豊かな表情。大人になってアーミルになるなんて思えない顔立ちをしてる(笑)(アーミルは大好きだよ!)

期待していたダンスは、サーヒルアーミル・カーン)のマジック・マイク風ダンスに始まり、アーリア(カトリーナ・カイフ)のセクシー&健康的な本格キレッキレダンスで締めくくられる。内ふとともの肉付きがとってもタイプだった。

忘れちゃいけないのが、帽子。
しょっちゅう被り直すけど、鳩は飛び出てこない(笑) これ一つあれば洒落た雰囲気になるアイテムっていいな。

バイクや水上ボートのアクションのとき、遠巻きに野次馬が見えるのがいい。だってサーカスの”見世物”だから。あと観客が戸惑い気味に、一斉に後ろを振り返るところもなんだか笑えた(まぁ公演自体はサーカスっていうよりシルクドソレイユみたいだけど)

?なのが、ラストの舞台になった場所について。なんであの場所でなければならなかったんだろう。謎。アレの演出のためだけに整えたのかな。