真夜中のふたり Plynace Wiezowce


そういえば、ポーランド映画祭で「借金』を見たときにイエジー・スコリモフスキ監督の舞台挨拶があったんだけど、さすがお話が面白くて何度も笑ってしまった。次回作の話もちょろっと聞けたのが嬉しかった。公開の時は必ず来日するとの約束も^^

イエジーさん、「ポーランド映画祭でおすすめの作品は、まぁ全部なんですけど。幾つか挙げると〜」って、五つも六つも挙げてて、全部見れないよ!!笑



「真夜中のふたり」を観てきた。まだ自分の中でちゃんと感想がまとまってないんだけど。囚われた人魚のようだった。地上だとうまく息ができないんだ。

水中ならば、ふたりを阻むものなど何もない。手すりに捕まっている愛しの君の元へ、水の深いところから一直線に向かう姿がすごく綺麗で印象的だった。

どうして想っているひとがいるという感情ごと、ゲイであることを消し去ろうとするんだろう。それなしに接するということは魂の抜け殻と対するのと同じなのに。それで幸せなの?…ていう作り手の問い掛けがあったように思う。

とにかく肌色。主人公は水泳の選手だし家でも裸だし、外でも( oh… ) 脱ぎまくってます。しかも皆さん例外なく良〜〜い身体してるんですよ。とっても充実した目の保養でした。

「どうしたいんだ?」って君に問われたクバ(主人公の名前) の返答が忘れられない。その後のキスも。出会いをあきらめてたクバが見つけたもの。
※ 別エンディングを頭の中でリピート中

ただ、クバもいい奴なわけではないし、自由奔放なところがある。むしろ冒頭付近では悪どく”利用”もしているわけだけど。恋に落ちるとひとは変わる。ほほえましかったなぁ