おやすみなさいを言いたくて Tusen ganger god natt


見捨てられた土地へ赴く報道写真家のレベッカと家族はお互いに分かり合っているはずだった。”行かなきゃいけない場所”があったとして、行くか止めるかそれを選べるということこそ自由なんだと思った。

ジュリエット・ビノシュの笑い皺が最強に素敵。
こんなに綺麗なひとだっけと思うくらい綺麗だった。それまでひたすら突っ走ってきた報道の道をある出来事から見つめ直す。観ているわたしも彼女と一緒に戦場を実際に見て、体験していく。

夫役マーカスのニコライ・コスター=ワルドー Nikolaj Coster-Waldau がむっちゃんこ格好よくて不憫で可愛い。妻のことは大切だし尊重している。だからこそずーっと一人で悩んできたひと。視線が優しい。

両腕広げておかえりー!って迎えてくれるのがたまらなく好き。子供たち相手に話してる時とかこっちもにこにこしちゃうくらい。ほんっとに素敵だった。
ちらっと踊るょ!子供達と戯れるの可愛すぎる。あの家族みんなかわいい!

U2のドラマーは顔がわからないので全く気にしてなかったけど、どの人だったんだろ?笑

映画としてもすごく面白くて、楽しいだけじゃないけど色んな人に見て欲しいな〜。それこそレベッカが言った「現実を知ることを世界が求めてる」ってことだと思う。恐怖を感じることは悪ではない。

冒頭の、暗闇になかに差し込むビー玉みたいなキラキラしたものがもっともっと広がればいいな。