【映画】フェリチタ! Felicità / Bruno Merle

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SKIPシティDシネマ国際映画祭2020

フランス。他人の家に無断で住み、作り話で驚かせて、今なんてたいしたことでもないと錯覚させ、やり直せない過去から逃れるように生きる3人家族。トミーの新学期は来るのか?!味気ない瞬間を生きている実感に変えて。

エンディング曲が I'm going home (to see my baby) 家に帰りたいと一度も言わなかったトミー。。。

掴みどころのない父ティムと子トミーの関係が印象的で、家(船)のブラウン管テレビで古い映画を見る仲のいい親子。「ソルフェージュか映画か!」のソルフェージュって勉強と訳してたけど、教材の名称なのか音楽の基礎学習のことかわからなかった。どっちでも一緒か。トミー役は監督の娘さん。

もう一つ印象的だったのは、他人の家から去る時の「私たちのゴミよ」と回収するクロエと「サインを残す」ティム。空想するトミーはそれらを取り入れる。子どもの成長記録を体に刻むの新しいな!変な刺青だとは思ってたんだ。。

大人のやり直しはいくらでも効くのかもしれないけど、子どもの思い出って一生じゃん。Felicità 幸福 とは言い切れないモヤモヤが残る。

フランスのなんちゃってSF映画には宇宙飛行士が登場するね。マイケル・ピットは帰還できたけど、彼は残念でした。