【映画】ザ・コール 콜 / イ・チョンヒョン
韓国 2020
なかなか面白いサスペンスホラーだった。顔の長さほどある旧式のコードレス電話機というアイテムで時を超える。人と人を隔てている赦し難い感情は意識しなければ在ることも、取り去ることもできない。
韓国の時を超える映画を好き。タイトル覚えられないマンなので合ってるのかわからないけどキム・ユンソクのそこにいてくれる公衆電話とかミョンミンのエンドレス、、あと男二人が体育館でプリキュアするやつ。
『コール』で印象的だったのは、初めて境目が割れた瞬間にソヨンの服装の趣味ががらりと変わる。"父親がいる"家庭に育つ少女はお嬢様風の服を好む。大人の少女に成長する。おままごとみたいで"今"には思えなかった。
物質の描写があるだけなので記憶について途中からモヤモヤしちゃった。ソヨンだけが失った今の記憶を保持し続けているのはなぜなんだ。
あと母親を見下す契機になった事件の本当の真相を、ヨンソクもソヨンにある時点まで言わなかった。傷付くと思ったから?そうやって守り守られていたんだな。一方通行だと傲慢に思ってしまいがちだけどそうじゃない。