【ドラマ】あなたが遺した混沌 El desorden que dejas
スペインドラマ 2020
S1E8
夫とともに彼の故郷へ越してきたラケルはちょうど空いた教職に就くが生徒は反抗的。原因は前任者にあるらしく…。ガリシア地方はスペインにとって特異な土地なんだろうか。「ここはガリシア」ダークな雰囲気。
演技が要のドラマ面白かった。ラケル役に『ジュリエッタ』や『誰もがそれを知っている』のインマ・クエスタ、反抗的な生徒にドラマ『エリート』のArón Piper 他に知っている顔もちらほら。アーロンは金持ちの息子役が板についてきた。笑
ラケルが赴任校に着いたとき、ある生徒の主張を目にする。女性は弱者だと決めつける社会に対しての女生徒の批判は担任教師が勧めた本がきっかけだったという。そばで見ていた他の教師が言う。「皆がああじゃない。残りはただの10代。」ラケルは「ああいう」生徒の受け持ちになる。
そもそも夫の出身地って知らない土地も同然だ。「なぜ文学は無用か?」の出題の意図は「お前は黙ってろ」であり、ラケル"達"が最後に「ああいう」生徒に教師として伝えるのが印象的。「本を読み続けて」
そして「ああいう」生徒達へ向けて、またはどんなでも構わない、ラケルは書く。
原作の小説があるらしい。読みたいな。
作中、Xoel Lópezのアルバム「Si Mi Rayo Te Alcanzara」から多くの曲が使われていて、アルバムを聴くとメロウからポップまで幅広くギャップに驚く。いい。おすすめ。