金子文子と朴烈

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イ・ジュンイク

韓国 2017 映画

 

レンタルで見た。出逢ってわりとすぐ2人とも投獄されると文通を橋渡しする看守あるいは供述官、裁判長、弁護士が間に入る。「同居の誓約」は親指と小指みたいに、離れているけどぎゅっと握れば拳ひとつ。愛の物語でもあった。

 

ちょっと舞台っぽかったな。とくに文子と朴の看守の存在が二つの惑星を偵察するロケットみたいでふらふら〜っと引き寄せられていく感じ。「なんで?」ってなんでだっけ?自問する看守は観客に一番近いのかも。

 

チェ・ヒソの眩いチャーミングな演技、イ・ジェフンの演技はスーッと感情が入ってくる。アクセントを"間違う"と殺される日本を舞台にする大変さもあったろうけど、すべての役者が素晴らしかった。

 

きのう扇風機出そうと思って(やるのは土日かな)、『金子文子と朴烈』の公判で朴が格好つけて仰いだ扇子デカかったなぁ。淡いピンクの韓服も良かった。よくあるドラマのスレンダーなやつじゃなくて、ちょっとダブっとしてる。